いま熱く、懐かしく、新しい!
徳島の最西端、池田ドライブのススメ

地元の魅力と未来を創造する新拠点
お土産・Cafe くくる

2024年4月にオープンした阿波池田バスターミナル横にある「お土産・Cafe くくる」。地域の特産品販売をはじめ、Cafeスペースも設け、地元の人たちの憩いの場として、また旅行者との交流の拠点として、いま熱い注目を浴びている。運営を担う、株式会社Fobs代表取締役の西村耕世さんにお話を伺った。
「すでにある地域の名品や良品の発掘だけでなく、県外から移住してきた私たちスタッフの人脈やネットワークと、地元の生産者の皆さんをつないでコラボしてカタチにする、オリジナル商品の開発にも努めています。『ここは、なんちゃない』という声をありますが、そんなことはないと感じてますし、もっとどんどん挑戦をしていきたいと思っています」。
店内に入ると感じる明るさ・高揚感は、西村さんをはじめとする地域を盛り上げたいと考える熱い人たちのエネルギーの表れなんだなぁと思った次第。で、俄然、このエリアに興味が湧いてきた取材班。「くくる」のスタッフさんに、まだあまり知られてはないかも・・・だけど、ぜひご紹介したい会社やお店をご案内いただくことにした!
「すでにある地域の名品や良品の発掘だけでなく、県外から移住してきた私たちスタッフの人脈やネットワークと、地元の生産者の皆さんをつないでコラボしてカタチにする、オリジナル商品の開発にも努めています。『ここは、なんちゃない』という声をありますが、そんなことはないと感じてますし、もっとどんどん挑戦をしていきたいと思っています」。
店内に入ると感じる明るさ・高揚感は、西村さんをはじめとする地域を盛り上げたいと考える熱い人たちのエネルギーの表れなんだなぁと思った次第。で、俄然、このエリアに興味が湧いてきた取材班。「くくる」のスタッフさんに、まだあまり知られてはないかも・・・だけど、ぜひご紹介したい会社やお店をご案内いただくことにした!

ここにあったんだ! 国産デニムブランド
「ベティスミス」ファクトリー

「くくる」スタッフさんにまず案内されたのが、1962年、国内初のレディースジーンズブランドとして誕生した「Betty Smith(ベティスミス)」の縫製ファクトリー、徳島大島被服株式会社さん。「えー!あのベティスミス、池田で作られてたの⁉」と取材班一同、驚く。
「約50年前より、この工場でベティスミスの縫製を行っています。ほぼ毎日、岡山の児島から届くデニムパーツを一日に約数百本、20名ほどのスタッフで細かく工程を分けてミシン掛けしています」と工場長の山下純子さん。いやー、まったく知りませんでした~と言うと、「そうですよね(笑)、地元の方にもほとんど知られてないと思いますよ」。
地元在住の女性スタッフが中心の職場。皆さん長くお勤めで熟練した技をお持ちのように見受けられるが、山下さんによると「いやいや、みなさん三ヶ月くらいで慣れて、テキパキ仕事できるようになってますよ」とのこと。若い世代の方にも、地元にこういう職場があることを知ってもらいたい、興味があったら、ぜひ一緒に働きませんか・・・ということで、週末の休業日に「くくる」スタッフさんとコラボして、キーホルダーやリース飾りのワークショップも開催しているのだそう。
「約50年前より、この工場でベティスミスの縫製を行っています。ほぼ毎日、岡山の児島から届くデニムパーツを一日に約数百本、20名ほどのスタッフで細かく工程を分けてミシン掛けしています」と工場長の山下純子さん。いやー、まったく知りませんでした~と言うと、「そうですよね(笑)、地元の方にもほとんど知られてないと思いますよ」。
地元在住の女性スタッフが中心の職場。皆さん長くお勤めで熟練した技をお持ちのように見受けられるが、山下さんによると「いやいや、みなさん三ヶ月くらいで慣れて、テキパキ仕事できるようになってますよ」とのこと。若い世代の方にも、地元にこういう職場があることを知ってもらいたい、興味があったら、ぜひ一緒に働きませんか・・・ということで、週末の休業日に「くくる」スタッフさんとコラボして、キーホルダーやリース飾りのワークショップも開催しているのだそう。

地元民が世代をまたいで通い続ける老舗
焼肉 とんちゃん

続いてご案内いただいたのが、池田のランドマーク「フレスポ阿波池田」にほど近い「焼肉 とんちゃん」。地元民なら知らない人はいない、というくらいに愛されている老舗の名店だ。三代目のご主人、岡耕一郎さん・悦子さんご夫婦にお店のこだわりや人気メニューを伺う。
「お肉は鮮度や質が確かな信頼できる取引先から仕入れています。看板メニューのとんちゃん(ホルモン)をはじめ、せんまいも人気です。うちのせんまいは、白いんですよ。ボイルして皮をむいてますので」。たしかに、白い! せっかくだから、とロースターで主力メニューを焼いていただくことに・・・。あーこの、香り、たまらん~!
撮影をささっと済ませ、実食させていただいた。はらみ、たん、みの、ぜんぶウマ~い。醬油ベースのあっさりタレも、抜群だ。「お好みでニンニクを足しても美味しいですよ。あ、このタレですが『くくる』さんでも販売しています」とご主人。さすが「くくる」さん、抜け目ない。調子にのって、ご飯もオーダー。おっと、麦飯ではなか・・・。おー!良いです、合います、サイコーです! うーん、ビールが呑みたい・・・。次は、プライベートで泊まりで、ぜったい来るぞ~の超名店でした!
「お肉は鮮度や質が確かな信頼できる取引先から仕入れています。看板メニューのとんちゃん(ホルモン)をはじめ、せんまいも人気です。うちのせんまいは、白いんですよ。ボイルして皮をむいてますので」。たしかに、白い! せっかくだから、とロースターで主力メニューを焼いていただくことに・・・。あーこの、香り、たまらん~!
撮影をささっと済ませ、実食させていただいた。はらみ、たん、みの、ぜんぶウマ~い。醬油ベースのあっさりタレも、抜群だ。「お好みでニンニクを足しても美味しいですよ。あ、このタレですが『くくる』さんでも販売しています」とご主人。さすが「くくる」さん、抜け目ない。調子にのって、ご飯もオーダー。おっと、麦飯ではなか・・・。おー!良いです、合います、サイコーです! うーん、ビールが呑みたい・・・。次は、プライベートで泊まりで、ぜったい来るぞ~の超名店でした!
📍三好市池田町シンマチ1504-4
📞0883-72-0962
🕒平日 11:00~14:00(L.O.13:30)
16:00~21:00(L.O.20:30)
土日 11:00~21:00(L.O.20:30)
16:00~21:00(L.O.20:30)
土日 11:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:月曜

いま世代を超えて大人気、行列のできるレモンケーキ
パール洋菓子店

「今までのレモンケーキはなんだったの?」「レモンの香りがふわっと広がって、幸せな気持ちになる」など、いま唯一無二のレモンケーキとして空前の人気を誇る「パール洋菓子店」さん。オーナーシェフの鳩谷泰啓さんに、その開発秘話についてお話を聞いた。
「もともとレモンケーキが大好きで、日本全国で食べ歩きをしたり、お取り寄せをしました。ひとくちにレモンケーキといってもいろんなジャンルがあるのですが、自分にとって理想のレモンケーキとは何かと考えて、最高のレモンケーキを作りたいと思うようになりました。試行錯誤を重ね、ちゃんと甘くてしっかり酸っぱい理想のグラスアローが完成しました。そこにしっとりとした口当たりの生地と瀬戸内レモンピールをあわせ仕上げました」。いただくと、たしかにほどよく甘く、しっかりと酸っぱい。また、懐かしさと新しさを同時に感じて、ふわっと癒され、満たされる思いがした。
また、このお店の外観デザイン、インテリアもこだわりがあって楽しい。ハリーポッターの世界観と言えば通じるだろうか。高級感とレトロ感、それに洒落た遊び心が見事に融合されていて、心地よかった。2024年12月より、数量限定のオリジナル・パフェが食べられるカフェゾーンもオープン。あー、おそるべし三好。徳島の最西端は、行かなきゃソンソンが目白押しなのだ!
「もともとレモンケーキが大好きで、日本全国で食べ歩きをしたり、お取り寄せをしました。ひとくちにレモンケーキといってもいろんなジャンルがあるのですが、自分にとって理想のレモンケーキとは何かと考えて、最高のレモンケーキを作りたいと思うようになりました。試行錯誤を重ね、ちゃんと甘くてしっかり酸っぱい理想のグラスアローが完成しました。そこにしっとりとした口当たりの生地と瀬戸内レモンピールをあわせ仕上げました」。いただくと、たしかにほどよく甘く、しっかりと酸っぱい。また、懐かしさと新しさを同時に感じて、ふわっと癒され、満たされる思いがした。
また、このお店の外観デザイン、インテリアもこだわりがあって楽しい。ハリーポッターの世界観と言えば通じるだろうか。高級感とレトロ感、それに洒落た遊び心が見事に融合されていて、心地よかった。2024年12月より、数量限定のオリジナル・パフェが食べられるカフェゾーンもオープン。あー、おそるべし三好。徳島の最西端は、行かなきゃソンソンが目白押しなのだ!

レトロな街並みに静かに佇む、葡萄酒醸造所&ショップ
Natan 葡萄酒醸造所

最後にご案内いただいたのは、打って変わって、三好のニューフェイス「Nat an 葡萄酒醸造所」。奈良のワインバーにてソムリエをされていた代表の井下奈未香さん。ワインに心酔し、自らワインづくりを志すようになり、大阪のワイナリーで技術を学び、縁あってこの土地に辿り着いた。奈良で知り合った夫の泰憲さんの地元が、自分が考える葡萄酒づくりに適しているかも・・・と思ったのだそう。「ダメなら、イタリアのワイナリーに行こうと思っていましたが、運よく畑も見つかり、今に至ります」。葡萄の栽培から自分の手で・・・というところがスゴい。地道に研鑽を積み、現在、年間20種類ほどの葡萄酒を醸造、全国約100ヶ所の酒販店・飲食店に出荷している。
店内には、赤・白・ロゼに加え、オレンジと書かれた聞き慣れない紹介POPもあった。「白ぶどうを、赤ワインと同じように果皮や種子と一緒に発酵させるとオレンジ色になる」のだそうだ。「うちの葡萄酒は、ぶどう本来の旨みやコクを味わえる無清澄・無濾過を基本とし、酸化防止剤もほぼ使いません。『自然物たちの芸術』をそのままお届けしたいと思っています」。
ワインの世界は、作り手・飲み手・売り手すべてが互いにリスペクトし合い、ワインに対する深い愛情でつながっている、と井下さんは言う。取材当日は、醸造所前のフリースペースで、ワイン会が開催されていた。ご近所をはじめ、この催しを知り遠方から駆けつけたワイン好きの皆さんで、日中から大盛況。レトロな街並みに新しい癒しとエ
ネルギーがたゆたう、ちょっと不思議で魅力的な時間が流れていた。
店内には、赤・白・ロゼに加え、オレンジと書かれた聞き慣れない紹介POPもあった。「白ぶどうを、赤ワインと同じように果皮や種子と一緒に発酵させるとオレンジ色になる」のだそうだ。「うちの葡萄酒は、ぶどう本来の旨みやコクを味わえる無清澄・無濾過を基本とし、酸化防止剤もほぼ使いません。『自然物たちの芸術』をそのままお届けしたいと思っています」。
ワインの世界は、作り手・飲み手・売り手すべてが互いにリスペクトし合い、ワインに対する深い愛情でつながっている、と井下さんは言う。取材当日は、醸造所前のフリースペースで、ワイン会が開催されていた。ご近所をはじめ、この催しを知り遠方から駆けつけたワイン好きの皆さんで、日中から大盛況。レトロな街並みに新しい癒しとエ
ネルギーがたゆたう、ちょっと不思議で魅力的な時間が流れていた。