tonaru


話題の「トナル」、さっそく体験記
オートモール徳島からクルマで40分程度。2024年6月、鳴門市に誕生した話題の観光施設「tonaru(トナル)」にお邪魔した。「ここは、学びと感動が生まれる共鳴点」をコンセプトに掲げ、徳島新聞社とエアトラベル徳島が取り組む、鳴門市のかつて学び舎であった閉校施設を利活用する事業である。旧島田小学校・幼稚園は「tonaru SHIMADA」として、旧瀬戸小学校・幼稚園は「tonaru SETO」として生まれ変わった。「tonaru」という名称は、鳴門(なると)の語呂合わせ。なるトナルトナル…。それだけではなく、かつて学び舎だった場所が、再びにぎわいの拠点トナル。感動を共有する場所トナル。心うきたつ空間トナル。だれかにとっての「~トナル」ような場所になれば、という想いが込められている。両施設は、建築家の増田友也氏が設計した学び舎。建築美を堪能できる場所でもある。

ノスタルジーとワクワクの融合「tonaru SHIMADA」
ここは、運動場を活用しアウトドア体験施設にリデザイン。11区画のオートキャンプサイトと、ソロキャンプサイト区画に整備され、共同炊事場やシャワー室も備えている。シャワー室は校舎内に新たに設置され、とても綺麗で清潔感がある。家族でアウトドアを楽しむには嬉しいポイント。山々や壮大に広がる空に、夜は美しい星空、豊かな自然に囲まれ、贅沢な時間を過ごすことができる。
校舎内にも案内いただいた。低い天井の玄関階段を上がると中央ホールが広がり、周りに教室が配置されている。自然光がたくさん入り込む吹きぬけ空間で、とても開放的で気持ち良い。
総じて、単にノスタルジックなだけではなく、初めて見る建築を探検しているようなワクワク感があった。通常は校舎内は開放していないが、今後スペースを作り、一部開放していく予定だそう。取材時はできなかったが、次はぜひキャンプタイムを楽しみたいと思った次第。
校舎内にも案内いただいた。低い天井の玄関階段を上がると中央ホールが広がり、周りに教室が配置されている。自然光がたくさん入り込む吹きぬけ空間で、とても開放的で気持ち良い。
総じて、単にノスタルジックなだけではなく、初めて見る建築を探検しているようなワクワク感があった。通常は校舎内は開放していないが、今後スペースを作り、一部開放していく予定だそう。取材時はできなかったが、次はぜひキャンプタイムを楽しみたいと思った次第。

阿波おどりもイカダ釣りも楽しめる「tonaru SETO」
小鳴門海峡西側に位置するのは旧瀬戸小学校・幼稚園。校舎はほぼ当時のままで、図書館や教室などが開放されており、中を一周すると古い記憶に触れたような、なつかしい気持ちに包まれた。特徴的なのは、体育館と幼稚園。体育館は、オリジナルの円形ステージで観客と踊り子の距離がとても近く、間近で阿波おどりを楽しむことができる。
阿波おどりの公演は、土日祝とお盆期間に開催される。徳島県阿波踊り協会所属の連による華やかで迫力あるステージや、踊りの体験が楽しめる。6月1日のグランドオープン時、公演を観に行ったのだが、オープン初日は「阿波扇」の皆さんによる公演だった。最初は観て楽しむ阿波おどり、終盤になると観客も連の輪に入ることができ、一緒に踊って楽しむことができた。
阿波おどりの公演は、土日祝とお盆期間に開催される。徳島県阿波踊り協会所属の連による華やかで迫力あるステージや、踊りの体験が楽しめる。6月1日のグランドオープン時、公演を観に行ったのだが、オープン初日は「阿波扇」の皆さんによる公演だった。最初は観て楽しむ阿波おどり、終盤になると観客も連の輪に入ることができ、一緒に踊って楽しむことができた。

体育館入り口では、土日祝・お盆期間に「tonaruショップ」もオープン。フードやドリンク、グッズを販売している。鳴門をイメージさせる鮮やかなブルーが映える「tonaruブルーソーダ」や、地元産のイチゴ「うずしおベリー」を使用したいちごミルク、また未利用魚を活用したフィッシュ&チップス、阿波すだち鶏を使用した「tonaruポテカラ」がおすすめ(フードメニューは夏休みから順次販売)。近くにあるモダンな印象の幼稚園が飲食スペースとなっている。ここも、格子状にデザインされた窓から光がたくさん入ってきて、リラックスして過ごせる。
また、イカダ釣りの体験もできるそうだ。釣りの歴史を学び、渡船でウチノ海に浮かぶイカダへ。インストラクターによるレクチャーと道具一式レンタル付きで、手ぶらでも釣り体験ができるからうれしい。
かつては学び舎だった場所が、再び人の集まる新たなにぎわいの拠点に…。鳴門ならではの魅力と、この事業を立ち上げた皆さんのおもてなしの想いが詰まった時空へ、ご家族そろってぜひお立ち寄りいただきたい。
また、イカダ釣りの体験もできるそうだ。釣りの歴史を学び、渡船でウチノ海に浮かぶイカダへ。インストラクターによるレクチャーと道具一式レンタル付きで、手ぶらでも釣り体験ができるからうれしい。
かつては学び舎だった場所が、再び人の集まる新たなにぎわいの拠点に…。鳴門ならではの魅力と、この事業を立ち上げた皆さんのおもてなしの想いが詰まった時空へ、ご家族そろってぜひお立ち寄りいただきたい。