革工房 ghoe へお邪魔しました!
2023.11.16
「革を愛し、至高のカタチを追求し続けるクラフトマンシップ」
徳島市内中心部、助任橋近くにその店舗はある。
皮の裁断から仕上げまでの全工程を、すべて職人の手作業で創り上げるアトリエスタイル。
一針一針「手縫い」されるハイクオリティな革製品は、リーズナブルな価格設定も相まって、口づてに拡がり首都圏からのオーダーも多い。
ネットを見て、海外からも注文が入るのだそう。オーナー兼革職人の田岡亮祐さんにお話を伺いました。

「高校生の時に手にした革の財布がきっかけで、皮革の世界にハマりました。手触りや経年変化の美しさに魅了されまして…。どんな方がどんな技術で作っているんだろう、という興味から、20歳代に著名な革職人を訪ね、教室に参加するなどして、いろんな学びと経験を積みました」
田岡さんが革の質に加え、特にこだわりを持っているのが「手縫い」。ミシン縫いに比べて格段に手間がかかるが、部位ごとに最適な力加減で糸締めできること、角度ある縫いを施せるなどメリットは大きい。美しさと耐久性を高い次元で求めるなら、欠かせない技法なのだ。
もう一つは「切り日本磨き」。革の断面(コバ)の処理を、布海苔(ふのり)と蜜蝋などで丹念に磨きこむ工程だ。削りと磨きを幾度も繰り返すことで、ひび割れや剥離が起こらない、美しく堅牢なコバに仕上がる。



新作の「象革の藍染」は、独特の風合いと質感が新鮮
取り扱う皮革は、牛・山羊・豚・馬・爬虫類など幅広い。
初めて見たのが、象の革。独特の模様と風合いがあり、極めてキズに強いのも特徴だ。これを、県内の阿波藍工房に依頼し藍染を施した新作を先日発売されたそうだ。
現物を見せていただいたが、緞子(どんす)のような和の上品な質感もあって、なんとも不思議な魅力を放っていた。一見の価値あり、である。
「自分のためだけのこだわり仕様で一生もののバッグや財布を作ってみたい」「使い込むほどに愛着が湧く革製品が欲しい」。そんな方はぜひ田岡さんを訪ねて、知られざる革の魅力や世界観に触れていただきたい。オーダー製品の制作期間は約14ヶ月。
完成の姿や使用シーンを想像しながらゆっくりと待つ時間も、また一興。


徳島市内中心部、助任橋近くにその店舗はある。
皮の裁断から仕上げまでの全工程を、すべて職人の手作業で創り上げるアトリエスタイル。
一針一針「手縫い」されるハイクオリティな革製品は、リーズナブルな価格設定も相まって、口づてに拡がり首都圏からのオーダーも多い。
ネットを見て、海外からも注文が入るのだそう。オーナー兼革職人の田岡亮祐さんにお話を伺いました。

「高校生の時に手にした革の財布がきっかけで、皮革の世界にハマりました。手触りや経年変化の美しさに魅了されまして…。どんな方がどんな技術で作っているんだろう、という興味から、20歳代に著名な革職人を訪ね、教室に参加するなどして、いろんな学びと経験を積みました」
田岡さんが革の質に加え、特にこだわりを持っているのが「手縫い」。ミシン縫いに比べて格段に手間がかかるが、部位ごとに最適な力加減で糸締めできること、角度ある縫いを施せるなどメリットは大きい。美しさと耐久性を高い次元で求めるなら、欠かせない技法なのだ。
もう一つは「切り日本磨き」。革の断面(コバ)の処理を、布海苔(ふのり)と蜜蝋などで丹念に磨きこむ工程だ。削りと磨きを幾度も繰り返すことで、ひび割れや剥離が起こらない、美しく堅牢なコバに仕上がる。



新作の「象革の藍染」は、独特の風合いと質感が新鮮
取り扱う皮革は、牛・山羊・豚・馬・爬虫類など幅広い。
初めて見たのが、象の革。独特の模様と風合いがあり、極めてキズに強いのも特徴だ。これを、県内の阿波藍工房に依頼し藍染を施した新作を先日発売されたそうだ。
現物を見せていただいたが、緞子(どんす)のような和の上品な質感もあって、なんとも不思議な魅力を放っていた。一見の価値あり、である。
「自分のためだけのこだわり仕様で一生もののバッグや財布を作ってみたい」「使い込むほどに愛着が湧く革製品が欲しい」。そんな方はぜひ田岡さんを訪ねて、知られざる革の魅力や世界観に触れていただきたい。オーダー製品の制作期間は約14ヶ月。
完成の姿や使用シーンを想像しながらゆっくりと待つ時間も、また一興。


革工房 ghoe
Address:徳島市助任橋3-10
Open:13:00~19:00