TAKUMI PROJECT
神山しずくプロジェクト

杉の「新しい価値」を届けるために
「神山しずくプロジェクト」は、自然と私たちの未来のために「杉の価値を高めていく」取り組み。デザイナーでもある廣瀬さん(写真左)が「デザインを通じて、森の大切さを伝えたい」と始めたプロジェクトだ。県内外から大人気の神山杉を使った「器」は、2017年にグッドデザイン賞を受賞。また、この取り組みに対して2021年には「ディスカバーの農山漁村の宝」にて優秀賞を獲得するなど、さまざまな受賞歴がある。レクサス徳島では、お客様の呈茶の際にこの器を使用している。「器」は杉の新しい価値を発信できたが、それだけでは多くの杉は使えない。もっと多くの杉を使う取り組みを…との想いから、杉の成分を抽出して、また新たな別の価値を発信する商品づくりにも挑戦されている。
【写真左】代表:廣瀬圭治さん 【写真右】プロジェクト責任者:渡邉朋美さん
【写真左】代表:廣瀬圭治さん 【写真右】プロジェクト責任者:渡邉朋美さん

森と人を元気にする「SHIZQ AROMA」
今回は、その新たな取り組み「SHIZQ AROMA」についてご紹介。工場に入ると、杉の芳香に包まれて、なんだか妙に落ち着く…。理科の実験で使ったことがあるような蒸留器にもウキウキする。工場担当の東條由佳さんに製造工程のお話などを伺った。大きな鍋一つひとつには、杉のチップ約16㎏とお水が入っている。強火で沸騰した状態を保ち、抽出完了までにかかる時間は3時間半程度。「器」づくりに用いる杉は1年半乾燥させるそうだが、「SHIZQ AROMA」は伐採後すぐの水分が残った杉を使用する。一般的には、オイルが多く含まれる枝や葉から抽出する方法が多いそうだが、ここではリラックス成分が多く含まれる「芯材」と呼ばれる幹の部分からオイルを抽出している。他がしないことにあえて挑戦する。これも、杉の価値を高めるためのこだわり。希少な「芯材」のオイルを抽出する蒸留設備や製造過程は、東條さんを中心にプロジェクトチームの皆さんが約1年試行錯誤しながら作り上げた。

鍋一つから、約10㎖のオイルと、1500㎖の蒸留水が抽出される。オイルは「エッセンシャルオイル」に、蒸留水は「リラックスミスト」に、そして、鍋に残る杉のチップは乾燥させて「除湿芳香剤」になる。「SHIZQ AROMA」は、杉を余すことなく使い切ることをコンセプトにしたブランドだ。
「エッセンシャルオイル」は安眠をサポートしてくれるという。毎日お家のこと、お仕事のこと、一生懸命頑張っている私たちにとって、睡眠はとっても大切。さっそく家に帰って試してみた。ふだん寝付きは良い方ではあるが、この香りに誘われてよりリラックス&安心して熟睡できたような気がした(効果には個人差があります)。「SHIZQ AROMA」を使うことで私たちも元気になり、さらに神山の森も元気になる。「それが、私たちが目指していることです」と、渡邉さんは言う。現在、枝と葉を使ったリフレッシュ効果のあるオイルも企画中とのこと。日中はリフレッシュ、夜はリラックスとそれぞれ使い分けるのが楽しみだ。「リラックスミスト」は、就寝前はもちろん、車内や玄関でも使える。「除湿芳香剤」は靴や車内、クローゼットに吊るすと除湿効果や消臭効果もあるそうだ。「神山しずくプロジェクト」の快進撃は、まだまだ続いていきそうだ。
「エッセンシャルオイル」は安眠をサポートしてくれるという。毎日お家のこと、お仕事のこと、一生懸命頑張っている私たちにとって、睡眠はとっても大切。さっそく家に帰って試してみた。ふだん寝付きは良い方ではあるが、この香りに誘われてよりリラックス&安心して熟睡できたような気がした(効果には個人差があります)。「SHIZQ AROMA」を使うことで私たちも元気になり、さらに神山の森も元気になる。「それが、私たちが目指していることです」と、渡邉さんは言う。現在、枝と葉を使ったリフレッシュ効果のあるオイルも企画中とのこと。日中はリフレッシュ、夜はリラックスとそれぞれ使い分けるのが楽しみだ。「リラックスミスト」は、就寝前はもちろん、車内や玄関でも使える。「除湿芳香剤」は靴や車内、クローゼットに吊るすと除湿効果や消臭効果もあるそうだ。「神山しずくプロジェクト」の快進撃は、まだまだ続いていきそうだ。

神山しずくプロジェクト
TAKUMI PROJECT
