TAKUMI PROJECT
美馬和傘製作集団
Japanese Umbrella

今回ご紹介する匠は、美馬和傘製作集団。
ここは、美馬市脇町の「うだつの町並み」。かつて、藍や繭に栄えた商いの町です。
昭和30年頃、美馬町では200軒あまりの和傘店が並んでおり、最盛期には、年間100万本も生産されていました。「和傘の里」とも呼ばれる、和傘の産地だったのです。
美馬和傘製作集団 材料製造担当の住友様にお話をお伺いし、和傘のランプシェードの製作体験をさせて頂きました。
昭和30年頃、美馬町では200軒あまりの和傘店が並んでおり、最盛期には、年間100万本も生産されていました。「和傘の里」とも呼ばれる、和傘の産地だったのです。
美馬和傘製作集団 材料製造担当の住友様にお話をお伺いし、和傘のランプシェードの製作体験をさせて頂きました。
美馬和傘製作集団の結成まで。
住友さんが、自身の定年退職後、和傘のワークショップに参加されたのが始まりです。
そこで、美馬和傘の現状を知り、ワークショップで知り合った仲間たちと
美馬和傘を復活させよう!と
「美馬和傘集団」を結成されました。
それぞれで役割を決め、和傘を製作します。
住友さんは、材料製作の担当です。
和傘に必要な材料を作る機械が手に入らない…。
なんと住友さんは、他の用途で使われる機械で代用しているそう。
いろいろな機械を組み合わせて、必要な材料作っているというから驚き!
そこで、美馬和傘の現状を知り、ワークショップで知り合った仲間たちと
美馬和傘を復活させよう!と
「美馬和傘集団」を結成されました。
それぞれで役割を決め、和傘を製作します。
住友さんは、材料製作の担当です。
和傘に必要な材料を作る機械が手に入らない…。
なんと住友さんは、他の用途で使われる機械で代用しているそう。
いろいろな機械を組み合わせて、必要な材料作っているというから驚き!
和傘を材料は様々です。親骨、小骨、ハジキ、ろくろ…すべてが大変な作業です。
こちらの「ろくろ」を作るのも、とても細かい作業。
ろくろとは、和傘の開閉時に上下するために必要な部品で、和傘の頭と柄の途中にあるものです。ろくろには、細かい切込みと穴が開けられており、そこに和傘の骨を1本1本糸で通してつなげていくことで、傘が開閉できる仕組みになっています。上下の切り込みがピッタリと合う必要があります。
こちらの「ろくろ」を作るのも、とても細かい作業。
ろくろとは、和傘の開閉時に上下するために必要な部品で、和傘の頭と柄の途中にあるものです。ろくろには、細かい切込みと穴が開けられており、そこに和傘の骨を1本1本糸で通してつなげていくことで、傘が開閉できる仕組みになっています。上下の切り込みがピッタリと合う必要があります。
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「ろくろ」
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「親骨と小骨」
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「頭包」
和傘に使用する主な素材は、竹と和紙。
竹は美馬市出身のもを使っています。
竹の収穫、材料製作、胴張り(和傘本体の和紙を張る作業)まで、美馬和傘集団の皆様で製作をされています。
いくつもの工程、繊細な作業を経て、仕上げていくのです。
竹は美馬市出身のもを使っています。
竹の収穫、材料製作、胴張り(和傘本体の和紙を張る作業)まで、美馬和傘集団の皆様で製作をされています。
いくつもの工程、繊細な作業を経て、仕上げていくのです。
ランプシェード製作体験スタート!
LAMP SHADE

今回、「和傘のランプシェード」の製作体験をさせて頂きました。
和傘の作り方を生かしつつ、多くの方に楽しく和傘について知ってもらうために…と"ランプシェード"という形を考えたそうです。県内の学校などでもワークショップをされ、子供達にも和傘という伝統を残していくため、活動されています。
和傘の作り方を生かしつつ、多くの方に楽しく和傘について知ってもらうために…と"ランプシェード"という形を考えたそうです。県内の学校などでもワークショップをされ、子供達にも和傘という伝統を残していくため、活動されています。
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①土台となる和紙を選んでいきます。ピンクと水色を選びました~!
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②次に、土台の上に自由に和紙を切り貼りし、模様をつけていきます。初めての体験なので、出来上がりが想像できません!
それも楽しみのポイント。 -
③そして、細かい作業となるのがここ!
ランプシェードの骨となる部分に糊をつけていきます。素早く全体に塗らないと糊が乾いてしまうし、糊にムラがあると和紙が綺麗に貼れません。
素早く!丁寧に!
ちなみに、ランプシェードで使う骨の部分、和傘でいう小骨の部分です。 -
④和紙を貼っていきますよ~!
中心をきちんと合わせて…ドキドキします。 -
⑤和傘作り専用の道具、「又ベラ」を使って、骨にも糊をしっかりつけていきます。
和紙が破れないように、慎重に。 -
⑥糊が乾燥したら、傘をたたんでいきます。和紙にたたみ癖がつくように骨に沿って折り目をつけていきます。
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⑦最後に、頭包をつけて…
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⑧完成!和紙の色使いで雰囲気もがらりと変わります。
おしゃれに出来上がりました! -
⑨電気を消してみると…ランプシェードの模様や色合いで、光のバリエーションをもたらしてくれます。
ちょっとした和の雰囲気をお部屋に、いかがでしょうか?
ぜひ、一度ランプシェード体験、和傘作りの様子を見に行かれてはいかがでしょうか?
美馬市では良質は竹が収穫でき、最盛期には和傘屋で賑わっていました。
洋傘の需要が増え、残すは2軒のみに…。
脇町はかつて多くの藍商人で賑わった町でもあります。徳島の伝統「和傘」「藍」、一度触れてみると心惹かれるはずです。
美馬和傘集団は、これからも継承していくため活動し続けます。
和傘が似合う、徳島でありつづけるために。
洋傘の需要が増え、残すは2軒のみに…。
脇町はかつて多くの藍商人で賑わった町でもあります。徳島の伝統「和傘」「藍」、一度触れてみると心惹かれるはずです。
美馬和傘集団は、これからも継承していくため活動し続けます。
和傘が似合う、徳島でありつづけるために。
美馬市伝統工芸体験館 美来工房
住所:美馬市脇町大字脇町92
【予約制】
料金:和傘ランプシェード製作体験 ¥3000~
ミニ和傘製作体験 ¥6000
※見学のみは無料。
所要時間:2時間程度
【予約制】
料金:和傘ランプシェード製作体験 ¥3000~
ミニ和傘製作体験 ¥6000
※見学のみは無料。
所要時間:2時間程度
TAKUMI PROJECT
徳島県の「匠」をご紹介!
徳島を愛し、特色を生かし、技を磨く匠。
夢に向かってモノをつくる力を徳島トヨタは応援します。
徳島を愛し、特色を生かし、技を磨く匠。
夢に向かってモノをつくる力を徳島トヨタは応援します。