TAKUMI PROJECT
山口木工

子を想う愛情を。未来へとつなぐ「遊山箱」
昭和60年2月に創業以来、手作り仏壇を主に製造し、現在では遊山箱をはじめお弁当箱や積み木、寄木細工を作られている山口木工のご夫婦。山口友市さんと、妻のトキ子さん。
友市さんは、16歳で仏壇づくりの世界へ入った超ベテラン。しかし、時代の流れとともに仏壇の需要が減少したことや海外で安価なものが作られ始めたことにより、仏壇の注文が減ってしまった。そこで作り始めたのが、遊山箱や寄木細工。使用木材の中には、今ではとても希少な屋久杉や黒檀もある。どれも目を引く作品ばかりで、思わず手に取りじっくり見入ってしまう。繊細で細かい作業、技術が詰まっているのが分かる。同じ木材を使用していてもそれぞれに色味や模様が異なり、唯一無二のものばかりだった。その中でも際立って目を引くものがあった。それが「遊山箱」だ。
友市さんは、16歳で仏壇づくりの世界へ入った超ベテラン。しかし、時代の流れとともに仏壇の需要が減少したことや海外で安価なものが作られ始めたことにより、仏壇の注文が減ってしまった。そこで作り始めたのが、遊山箱や寄木細工。使用木材の中には、今ではとても希少な屋久杉や黒檀もある。どれも目を引く作品ばかりで、思わず手に取りじっくり見入ってしまう。繊細で細かい作業、技術が詰まっているのが分かる。同じ木材を使用していてもそれぞれに色味や模様が異なり、唯一無二のものばかりだった。その中でも際立って目を引くものがあった。それが「遊山箱」だ。

遊山箱は昭和中期まで主に子どもたちのお弁当として使用されていた三段重ねの小さな重箱。山口さんご夫婦が作る遊山箱は長く使ってもらえるようにと塗料を15回重ねて塗り、イラストは全てトキ子さんによって描かれている、最近人気の藍染の遊山箱は、100%の藍の染料に付け込んでいるんだそう。木の模様によって染まり方が全く違い、これを鏡面塗装したものはまた他のものとは違う魅力がある。「子どもの頃、遊びに行く時に母親が持たせてくれたのが遊山箱。それが今でも良い思い出で、親への感謝の気持ちを思い出します。そんな気持ちを親から子へ、そして孫へ伝えていきたい」という友市さん。遊山箱の絵付けをされているトキ子さんは、実際にお孫さんに遊山箱をプレゼントしお弁当を作ってあげているそう。「遊山箱におかずを詰めると、孫は楽しそうに残さず食べてくれる」と、とっても嬉しそうに話す。

木と人の温もりが感じられる「寄木細工」
遊山箱以外にも、おふたりの想いが詰まった商品はたくさんある。
例えば積み木。子どもが十分に遊べる77ピース。口に持っていっても問題のない塗料を使用し、怪我をしないように一つ一つ丁寧に仕上げられている。自分の孫に渡す想いで、細部まで気を配った商品だ。また、相当な手間暇と技術を要する寄木細工。印鑑入れやキーホルダー、コースターなど小物アイテムもたくさんある。オーダーメイドも受けており、県外から問い合わせも年々増えているとのこと。今に至るまでは、一度に大量生産できないことや完成までに時間がかかることなど、たくさんの壁があった。
それらを一つひとつを、木工に対する情熱と、手に取り使ってくれるお客様の姿を想いながら、二人三脚で乗り越えてきた。木の温もりと山口さんご夫婦の愛情がつまったオンリーワンの作品。これからも、より多くの方に届いていって欲しい。
例えば積み木。子どもが十分に遊べる77ピース。口に持っていっても問題のない塗料を使用し、怪我をしないように一つ一つ丁寧に仕上げられている。自分の孫に渡す想いで、細部まで気を配った商品だ。また、相当な手間暇と技術を要する寄木細工。印鑑入れやキーホルダー、コースターなど小物アイテムもたくさんある。オーダーメイドも受けており、県外から問い合わせも年々増えているとのこと。今に至るまでは、一度に大量生産できないことや完成までに時間がかかることなど、たくさんの壁があった。
それらを一つひとつを、木工に対する情熱と、手に取り使ってくれるお客様の姿を想いながら、二人三脚で乗り越えてきた。木の温もりと山口さんご夫婦の愛情がつまったオンリーワンの作品。これからも、より多くの方に届いていって欲しい。

山口木工
〈住所〉徳島市国府町佐野塚阿わじ方62-1
〈定休日〉日曜日
〈TEL〉088-642-9020
〈定休日〉日曜日
〈TEL〉088-642-9020
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